岡崎女子短期大学 現代ビジネス学科 町田由徳ゼミのブログです。(1、2年生共通)


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ダイハツ CO10T型? 三輪トラック

土に還りかけたダイハツの三輪トラック CO10T型?
岡崎市稲熊町にて。
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全長5,155mm、全幅1,825mm、全高1,880mm
の巨体を横たえて静かに眠る。

大型の三輪トラックは戦後復興の象徴であり、日本独自に発展を遂げた自動車のジャンルであるが、
そのデザインはいかに構想され、製品化されたのであろうか?

第二次大戦後の日本人のデザイン観を端的に記したものとして、以下の文献がある。

「多くの日本人は、デザイン、とくに近代デザインに知的財産権があるなどと考えてもいなかった。むしろデザインをいかに正確に再現できるかが重要で、デザインを技術の問題としてとらえていた。そこにはデザイン研究などなく、結果だけを模倣するような態度が植え付けられていた。」
(内田繁『戦後日本デザイン史』)

二輪車のデザインをはじめとして、当時様々な工業製品のデザインが欧米の先行製品より引用されていたのは内田の言及する通りであるが、欧米に事例がほとんどない、この大型三輪トラックのような製品のデザインを研究することで、黎明期の日本の自動車デザインにおいて、いかにして「オリジナリティ」の概念が根付いたかを知る事ができるかも知れない。

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水平、垂直の要素が強い荷台に対して、キャビン下部のラインが積極的に動きを与えるとともに、重く見えがちなキャビン部分の量感を軽めていることがわかる。

そこには確実に、デザイナーの形態調整による視覚操作の意思が感じられる。

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茶色く変色したサイドウインドウ(つまりアクリル製?!)
三輪トラックの最末期の製品である本車は、インテリアも「四輪車然」としている。

ダッシュボード下部のラジオはオプションであろうか?
ラジオを付けようという発想も、直列4気筒エンジンを搭載した本車ならでは。

三輪トラックで最も一般的な、空冷V型2気筒エンジン搭載車であれば、騒音と振動でとてもラジオなど聞けなかったであろう。
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by machidasemi | 2011-11-21 17:19 | 研究